いつも帰りによる駅前のスーパー、とても愛想の良いおばさんがレジのひとつに入ってます。
テンションがとても高く、うれしそうに声を出しています。お勘定の後つり銭を渡すときは、「○○円のお返しです。ありがとうございまーす!!」といいながらこちらの手の上にお金を載せる手の反対の手をお客さんの下に添えて、そう、握るのです。
いや、添えているだけなんでしょうが、必ず触ります。そしてにこっと目を合わせて「ありがとうございますー。」
こちらのテンションが低いときはちょっと触られたくないなあと思って別のレジに並ぶほどです。
うれしそうに働いている姿を見て、こちらもいい気分になりながら、自分を振り返るとなかなかそうじゃないな、と思います。

先日ラジオでクレージーケンバンドのケンさんが働きながら音楽をやっていたときのことを話していて、仕事があるというだけで感謝して、できるだけのことをしたいと思いながらやっていた、と言ってました。
いつもの軽妙な、洒脱な歌の感じと違って殊勝な一言。びっくりしながらもそのギャップがいいなあと思いました。

その昔の仕事の先輩、普段はとっても軽い感じで遊んでいるかのように仕事をしていましたが、何の何の、よく勉強もしていたり、皆のことを思ったりしていて格好良かったー。表向き軽い感じでスタイリッシュで格好良く、でも自分の中では真摯に仕事に立ち向かっているという人、あこがれます。自分がそうできないからあこがれるんですけどね。
犬rururu