毎日のように新聞に記事が載っている企業にいる。
その細かい息遣いさえ、内部が感じる以上に早く
公にさらしてしまっているというのを記事をみて
改めて感じる。

そうして今自分はそんな企業の来期の政策のほんの
一部分、ちょっとだけ担って環境分析などしていたり
する日々。

でも企業の方針ってそんな外部環境分析などもありながらも
そんなのはあまり関係ないかもって思う。

まず何をやろうかと決めること。

そしてやろうと思ったことをどれだけ信じて続けるか。

そして組織の皆が腹にはめて執拗に実行し続けるかという
組織を作ること。

決め手はリーダーシップとコミュニケーション力の
ような気がする。
創業期の、カリスマのいる組織はそれができるが、
20年を過ぎた会社にそれらを浸透させるには
何が必要なんだろう。

政策は複数の優秀な人たちで考えればいい。
でもリーダーシップは個人のパーソナリティによっている。
宣伝力だけあってもだめ。
それを組織内の皆に納得させて、自ら動いてもらうような
力。
人の魅力、というのにかかっていると思う。

20年前に経営者のためのコンサルテーションを事業にしよう
と思った眼力はまあ、あっていたのかな、と。

それにしても。。。

大きな組織になるとリーダーと接する時間も短くて、
サブリーダーたちはそれぞれ自分の思いで動き始めて
力が拡散している。そのくせリーダーの顔色を伺って。

近頃のマイクロソフトの電車ジャック広告にあったように、
答えは人の中にある。
それをうまく引き出して皆の納得の上でまっすぐ進むように
するのはとっても気分のいいことなんだろうな、とあこがれる。

それぞれ必要だ、大切だ、と信じていることがある。
そんな一人ひとりを尊重することからリーダーシップは始まる
のか。
今の時代の気分から言えば、皆の考えを引き出して
組織力にする、というのがうまくまわすのに必要なのだろう。

犬rururu