ここのところ、合併2社においての新社長方針説明会を開いて
同行しています。
それぞれの説明会では規模の大小はありますが、話を聞く人の
目は輝いているものが多く、ほっとしています。

合併を発表してから特に自分の出身会社である、吸収合併の
スキームにおける消滅会社の従業員の皆への情報が少なく
不安に陥っていた状況を知っていたので、いろいろな方経由で
説明会を開いていただいたのですが、大きくまとめるとよかった、
と思っています。まだ人によって情報格差があり、決まっていない
こともあるので不安の残る人たちはいますが、総じて、前を向いて
がんばろうという気になっている人が多く、そんな反応を直接
間接に聞いているのでほっとしています。

ただ、今の上司の教えですが、どんな場合にも2,6,2の法則が
あるということも実感しています。

全員を10としたうち、2割は賛成、2割は反対、そしてその間の
6割は態度保留というか、決めていないという分布です。
何かを進めようとしたときは2割の反対者に対しては、2割の賛成者を
増やしていくことと彼らからの働きかけが重要ということです。
今回のケースは態度保留は6割もいません、賛成が2割より多い
とは思いますが、やはり2割まではいきませんが反対者は
いるということを肌身に感じます。

総論賛成、各論反対という人たちは話を尽くすことで何とか、
と思います。
反対者というかあえて非協力な態度を示す人の行動の仕方は、
言われていることに対して動かない、批判を振りまくということで
しょうか。スピード感を持って進めようというときにネックになります。
ある程度のポジションにいるおじさんたちが自分たちがこれまで
作り上げてきたことに対して変えたくない!というメンタリティが
強くてそういう人がいます。(涙)おじさんでも新しいことに希望を
感じてがんばると宣言していただいたりしたりする方もいるので、
余計に。。。

態度保留の反対よりの人たちは、やはり動かない。変わろうとしない。
先日統合会社の一つの方の懇親会に出ましたが、そのときの
態度が端的に彼らのメンタリティを示しているな、と思いました。
新社長がいようといまいと関係なく、昔からの仲間とただ飲んでいて、
第3者の私が挨拶に行っても、笑顔を見せるでもなく、ああ、という
感じに対応するだけで。
ほんの一握りですが、何も自分が変わらず、でも統合の恩恵は
受けよう、と思っているような様子見の空気を感じてちょっと嫌な
感じでした。(年齢が行っていることは関係するかしないかわから
ないですが、50代以上の方々でした)

しっかり信念と方向性を持ち、きちんとメッセージを送ってくれ、
コミュニケーションが大切と思ってくれている社長なので、みなの
モチベーションアップが大切と思ってくれている人なので
(直近の組織ではそんな人いなかった。。)
2割はほおっておいても一生懸命やろうと思ってくれる人が
8割を上限としてどれだけ増やせるか。

新しい会社を作るならすっきりするのに、とできないのはしかるべき
専門家に確認してわかっていながら新社長にこぼしたりしていますが、
これまでの2社の資源
(あらゆる資産の継承、人も含めて)を活用して作る限り合併という
スキームしかできないので仕方ない。
これまで希望を失っていた人たちの、新会社への期待とがんばるという
気持ちを反作用というか、大きなパワーにして中身を新しくした組織に
していきたいと思います。
ファッション事業に生まれ変わります。(そこが結構皆に伝わっていました)
rururu